「木を見て、森を見ず」目の下治療(クマ治療)

監修医師

モレロ オースティン誠

MSA美容外科 院長モレロ オースティン誠

略歴
2018〜2024年 大手美容外科沖縄院 院長
2024年 MSA美容外科 開院

所属学会
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本美容外科学会(JSAPS)関連会員
日本美容外科学会(JSAS)認定専門医
The Rhinoplasty Society 海外会員
アメリカ美容外科学会(AACS)海外会員
日本美容皮膚科学会 正会員
日本美容外科医師会 正会員

初めに

ドクターズコラムの第2号。
11月11日のオープンから2ヶ月が経ち、ようやくコラムを記載する時間が取れてきました。
オープンから、想定以上の患者様のご来院で、とても忙しかったです。ありがたいです。

たくさんの注射やオペがありましたが、その中でも一番多かったのが…

クマ治療でした!!!まぁ、そうですよね。クマ治療は流行っていますし、老若男女に適応があります。

これまで8年近くで1500件近くのクマ治療をしてきましたが、計算をすると、沖縄県民の1000人に1人が私のクマ治療を受けたことになります。とくに2020年〜2023年は需要が高かったですが、今もまだまだ人気のある治療です(注射治療を含めると、もっと大きな数字となります)。

そこで、カウンセリングを様々なクリニックで受けてきた患者様のお声で気になることが多かったため、ここでまとめてみました。

せっかくクマ治療をすると決めた皆様が、より良い治療方針を決めることができるよう、このコラムが少しでも手助けになってくれれば幸いです。

よくあるクマ治療の混乱

  1. クマが気になる
  2. クマ取りと検索して、クリニックを探す
  3. カウンセリングで「あなたは○○術ですね」と言われる
  4. 別のクリニックのカウンセリングで「あなたは△△術ですね」と言われる
  5. さらに別のクリニックで「あなたは⬜︎⬜︎術ですね」と言われる
  6. ○○術△△術⬜︎⬜︎術、で混乱して意味がわからなくなる
  7. 安いところか、有名なところで処置を受ける(なんとなくで決める)
  8. うまくいけばラッキー
  9. うまくいかなかったら再発→ 処置をしたクリニックがアフターする場合としない場合とがある
  10. 院長が変わったからとか、色々と理由をつけてアフターケアをしないクリニック多いです…

これを読むと、え!?と思う人が多数でしょうが、これがクマ治療のカウンセリングの現実です…。

なぜ、ここまで治療方針が分かれるのか?

答えは ほほ です。

そう、ほほ(頬)。目の下のすぐそばにある部分です。

患者様の多くは、クマの部分だけに目が行きがちですが、本当に綺麗にする、若々しくするためには、下まぶただけでなく、そのさらに下にある ほほ との連続性を考える必要があります。

それを考えているクリニックは、ハムラ術や脂肪注入の提案をし、それを考えていないクリニックは脱脂(脂肪取り)の提案しかしません(しかできません)。

どの治療法も間違いではありませんので、目の下の脱脂を選択したとしても、MSAでは喜んでオペをしております。ただ、術前に他の治療選択の提案をし、さらには目の下の脂肪取りを選択した場合のヒアルロン酸や脂肪注入の追加治療が必要になる可能性を伝えた上で選択してもらっていますため、選択した治療に対する納得した満足が得られます。

クリニックによって、○○術△△術⬜︎⬜︎術と提案が違うのは、①ほほとの関係性を考えているのか(考えていないのか)、②企業の推しメニューに従っているのか、③自分が得意としている施術を勧めているのかです。

え?企業の推しメニュー?!

それは、また別のコラムで書くこととします。美容医療の業界の話ですので…

下まぶた と ほほ の関係性

さて、具体的にどこの部分(まぶた、ほほ)を指しているのかを図で説明をします。

上図の緑エリアと赤エリアをそれぞれ、ティアトラフとlid-cheek junction(リッドチークジャンクション)と呼びます(ティアトラフは赤丸部分まで行きます)。クマを気にする患者様は下まぶたの色とかぶくぶく感を気にされますが、治療する立場の私としましては、この図の部分を考えながら診察をしております。そこから考えられる代表的なクマの原因を、以下の3つの組み合わせで説明することができます。

代表的なクマの原因3つ

  1. 脂肪の突出
  2. Tear Trough Ligament(ティアトラフリガメント)
  3. ほほの下垂


もちろん、皮膚の色や、皮膚の薄さ、色素沈着の治療や脂肪注入の必要性など、他にも考えないといけないことは多いのですが、それは手術というよりは長期的な治療プランを要するため、また別の機会で説明します。

さて、この3大原因を治療するための方法をいくつか紹介します。

Aパターン (裏ハムラ術)

術後、ティアトラフが綺麗になっています。裏ハムラ術は原因の1番(脂肪)と2番(ティアトラフ)を同時に解決できる優れものです。ティアトラフの窪みを構成している靱帯を切り離し、そこでできたスペースに下まぶたの突出している脂肪を入れ込んで移動する手術となります(皮膚のたるみが強い場合には余った皮膚も切り取る必要があるため、それは表ハムラ術と言います)。

さて、裏ハムラですが、全て瞼の中から手術を行いますため、皮膚表面に切開や傷はありません。しかし、施術範囲がほほまで至るため、ダウンタイムが少し長くなることもあります。また、非常に難しい手術のため、稀ではありますが、移動した脂肪が定着せずに部分的に後戻りすることがあります(MSAでは全ての手術症例に対して、後戻りやアフターケアなど、1年以内は完全無料で対応しております)。

しかし、それらのことを踏まえても、患者様が得られるメリットは非常に大きくクマの根本を治療できるため、多くのクリニックでオススメされている治療法で、MSAもその一つです。

Bターン (脱脂+ヒアルロン酸 or 脂肪注入)

ハムラ術が予算的に難しい場合は、こちらの脱脂術を基本とした治療プランを提案します。脱脂のみも悪くはないのですが、より良い治療として、ほほとの連続性を考えて、何かしらの注入(ヒアルロン酸または脂肪注入)を併用することを推奨します。

脱脂だけをしたら、窪み目になるというのは、このようなボリュームを補う治療を併用していないためです。ヒアルロン酸を注入した場合は、今後もヒアルロン酸を注入していく、またはどこかの段階で脂肪注入を検討することが必要となります。しかし、脂肪注入は目の下というよりは、ほほへの注入をオススメします。

脂肪注入をするための脂肪は、肥満の時に肥大しやすい部分(太もも、下腹部など)から採取するため、移植後もその特徴は変わりません。脂肪注入後に目の下がボコボコしてきたというのは、移植した脂肪が肥満によって膨らんでいるためのことも多く、そのことをあまりわかっていない美容外科医も多いです…。

ほほへの注入ならば、もともと脂肪がある程度厚みのある部分のため、移植脂肪が多少肥満で膨らんでもわかりにくいのですが、下まぶたやその近くで行うとボコボコしてくることがあります。

Cターン (ハムラ術+中顔面リフト+脂肪注入)

すみません。開院後2ヶ月のため、こちらはまだ症例画像がありません。

これまでのAパターンとBパターンと基本は同じですが、クマの原因の3つ目である「ほほの下垂」も考慮した治療プランとなります。基本的には中高年の方が適応となりますので、全ての人に向いているわけではありませんが、脂肪の移動、皮膚の切除、たるみの引き上げ、ボリュームロスの補充を一気に行う複合的な治療のため、効果は大きいです。

1月にハムラ+中顔面リフトの手術予約があるため、症例画像となりましたら、またご報告します。

結局、クマ治療どうしたらいいの…?

結局のところ、何をしたらいいの? 申し訳ないのですが、それをコラムで答えるのは難しいです…。

強いていうならば… 「MSAで診察を受けることが、まずは第一歩目」というところでしょうか?

MSAではほぼ必ず複数案を提案します。流行っているからとか、インスタ映えするからとか、そんな理由で治療提案はしておりません。本当は脱脂術が早いので、それをたくさんこなした方が儲かりますが…それは医道ではありません。

治療効果の違い、ダウンタイムの長さ、予算の違いなど、患者様の考え方や状況になるべく沿った形で美容医療を提供できるために、色々なプランを提示させていただいております。

もちろん、一番オススメはこれです!というのはありますが、それを必ずやらないといけないわけではありませんので、ご安心してカウンセリングを受けていただけますと幸いです。

「木を見て、森も見る」美容外科
それがMSAです。

クマ治療のリスク

内出血、腫れ、一時的な複視、血腫、後戻りなど

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