MSAの3人のメンター。技術は ”目標・持続・価値判断” から生まれる。

監修医師

モレロ オースティン誠

MSA美容外科 院長モレロ オースティン誠

略歴
2018〜2024年 大手美容外科沖縄院 院長
2024年 MSA美容外科 開院

所属学会
日本美容外科学会(JSAS)会員
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本美容外科学会(JSAS)認定専門医
アメリカ美容外科学会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本美容外科医師会 会員

志・恒・識

私が19歳の頃に出会った言葉があります。

当時、予備校で勉強をしていた私に大きく影響を与えた国語教師、T先生。彼は国語だけでなく、哲学・道徳のような考えや、学問に対する意識をよく授業中に教えておりました。本気でぶつかる、本気の授業。T先生のエナジーを思い出すと、なぜかいつもやる気が出ます。

そんな授業の中、T先生はある言葉を紹介しました。それがこちら⇩

志あるを要す

恒あるを要す

識あるを要す

これは、中国で有名な曾國藩『家訓』にある言葉ですが、それを白川静さんという日本の言語学者がお話をしております。以下に白川氏の言葉を引用して、紹介します。

以下、白川静氏より

学問には、「志あるを要す、恒あるを要す、識あるを要す」と。
これは中国の有名な曾国藩という人の家訓にある言葉でな。

「志あるを要す」は、例えば人が歩くとき、どちらの方に歩くかという方向を決めずに歩くことは不可能だ。まず、自分はどっちに行こうとしているのかを決めるのが肝心。
 
「恒あるを要す」は、何でも持続せないかんということ。いっぺんやったら事が済んだと思うたらあかんのです。同じ事を繰り返してやる。
 
それから「識あるを要す」。価値判断ができなければね。愚にもつかんようなことを一所懸命覚えても何にもならん。知識は断片的では役に立たんのです。1つの面積、できれば立体的、構造的になるのがよろしい。

白川静氏

白川静(立命館大学名誉教授)より

志あるを要す恒あるを要す識あるを要す. 20年近く経った今でも、この言葉は私の中で響き続けています。美容外科医として、「目標」「継続」「価値観」を持つことで、明確な医道が拓けてきます。

美容外科学という学問は大学でも勉強しない、一般病院でも勉強しないため、自分で道を見つけていくしかない学問です。開業医となった今だからこそ、この考えは非常に重要なのです。

お金を儲けたいならそのような美容外科医になりますし、逆を言えば、とことん技術を求めれば、そういう美容外科医にもなりうるのです。どの方向に進めばいいのかという個人の「価値観」こそが大切となります。

どのような人(医師)と関わるかで「志・恒・識」が研ぎ澄まされる

MSAを開院する前、私は大学の先輩であった浅野医師に相談をしました。ぜひ、一緒に働いてくれないかと。その目的は一つ。私とMSAのレベルアップ、美容外科学の構築です。

一般的に美容クリニックのバイト医師は院長よりもレベルが低いことがほとんどです。しかし、MSAの非常勤医師は違います。もちろん、純粋な美容医学に関すること私の方が知識と経験はレベルは上ですが、形成外科学に基づいた知識は浅野先生のお方が上です。美容外科医である私と、形成外科医である浅野先生とが経験と知識を融合することで、さらなる高み、いわゆる美容外科学の構築がスタートされるのです。他にも、形成外科医の安里先生の協力もあって、2人のメンターのもと、MSAは「志・恒・識」が盤石となっています。

なぜこのような考えになったのか?それは、とあるクリニックを見学した際のことがきっかけでした。

全国でも展開しているとあるクリニックですが、総院長の先生も非常に有名な方でした。総院長の手術を見学させていただき、とてもお上手でしたが、手術の後、「あそこのあれ、もっとこうしたら楽に引き上がるよ」と顧問の先生(形成外科医)が総院長にアドバイスをしており、それを素直に聞き入れ、さらにはディスカッションもしておりました。成長するための体制を目の当たりにしました。

保険診療では、診断に基づいて、できること、検査や治療は決まっております。

しかし自由診療の美容医療には一つだけ正解というものはなく、手術でも注射でも、考え方は様々なのです。

常に勉強、常にブラッシュアップ、常に追求。それこそがMSAの真髄です。

もう一人のメンター

開業してすぐの2024年12月、浅野先生の紹介で私は東京でもう一人のメンターと出会いました。Y先生(形成外科医/美容外科医)は前々から書籍の執筆などで知っておりましたが、Y先生の鼻手術を見学するというminiフェローシップに参加しました。日本一の鼻形成の手術を見るために行きましたが、Y先生には技術だけでなく、「良質な手術を見ること」「海外に目を向けること」そして「畏れを持つこと」ということを教えてもらいました。

その考え方に共鳴した私は、それから毎日、取り憑かれたように勉強しております。教科書、論文、ビデオ学習、終わりはありません。特に読み物は仕事の合間、仕事後、運転中、いつでもどこでもやっています。

他にも、トルコに鼻形成・フェイスリフトの勉強会にも、BPRASのPlastic Surgery Resident eLearningコース、韓国での手術見学(8月予定)など、勉強は止まりません。

そのおかげもあってか、海外での医師たちとの議論や浅野先生とのディスカッションなど、前よりも盛り上がるようになっております。やはり形成外科学という共通言語を使えるのは見える世界が違ってきます。

MSA美容外科の書籍(自宅にもまだたくさんございます)

本を買って読むと、その本に書かれている参考文献が必ずあります。次はそれを買って読む、そしてまた新しい別の本が必要になる。それが連鎖していくとこのようになってしまいます…笑 このように本を読んだり、ビデオを見たりし始めたのも、5〜6 年前くらいからですかね? Always a studentです。

患者様は質問が多いです。ネットで調べればある程度の答えはAIが答えてくれますが、微妙なニュアンスや、個人個人にカスタマイズされた回答をするためにはとにかく知識をつけるしかないのです。

志あるを要す →MSAの発展のため

恒あるを要す →意識を常に高く持ち

識あるを要す →良質で社会貢献となる美容医療を提供する

学の世界はまだまだ先が長いですが、3人のメンターに恵まれたMSAは、開院から良い方向に進んでいるのは確かなものです。

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