お顔のリフト手術・トータルケア

手術を使って顔のたるみの治療をしたい
フェイスラインの肉つきをどうにかしたい
ブルドッグ顔を改善したい・予防したい
首の皮膚のたるみをどうにかしたい
たるみの大原則
MSA美容外科では “たるみ治療” を一つの主軸としております。このページでは手術療法によるたるみ治療にクローズアップしておりますが、他にもボルニューマやハイフ、ヒアルロン酸治療という美容皮膚科治療でたるみを改善させる方法もございますので、気になる方はそちらのページをご覧ください。


SMAS(スマス)とは何か?
じつは、SMASについては、まだはっきりとは解明されていない部分が多いのです。SMASは表情筋の上と下にはあるが、表情筋同士の間には存在しないなどと最近の論文ではわかってきており、概念が変わってきております。しかし、このSMASを引き上げたり、超音波で引き締めたり(HIFU)することでお顔のリフト効果が得られることは知られており、「外科的に操作ができる層」があることをSMASと呼んでいるのです。下図の3番あたりです。

「たるまないSMAS」と「たるむSMAS」
さて、このSMASですが、「たるまない部分」と「たるむ部分」とがあります。これは、とても大切なことですが意外と知られておりません。私も糸リフトやヒアルロン酸治療を行うときも常に意識しているのですが、それをフェイスリフト術でも意識しているのがdeep plane faceliftなのです。
下の図で「たるまないSMAS(青部分)」と「たるむSMAS(ピンク部分)」を見てみましょう。自分のお顔を触りながら考えるとわかりやすいです。とくに耳のすぐ前にある皮膚ですが、ここをつまんで引っ張ってもなかなか動きません。それに対して口のすぐ横の皮膚は引っ張り回すとかなり自由に動くのですが、ここがまさにたるむ部分なのです。
これには当たり前な理由があり、その答えは全て”表情”にあります。表情(表情筋)が活発に動く際、その上にある脂肪や皮膚も自由に動く必要があります。そのため「たるむSMAS」とは「顔の動く部分」なのです。
それに対して耳の前には表情筋はなく、耳下腺や噛むための筋肉(咬筋)があるため、顔が動く必要あはありません。口を開け閉めした時にもわかりますが、ここの皮膚はとくに伸びたりもしません。顎の関節が開け閉めする際この部分でピボットするため、動く必要がない、そのため、たるまないのです。

従来のfaceliftでは、耳の前から皮膚の下に入り、すぐに見えるSMAS(青)の下に潜っていたのですが、これだと非常に非効率なのです。確かに青のSMASとピンクのSMASとは繋がっているので、青部分を引っ張ればピンク部分も引き上がりますが、距離が遠いため加えた張力(引っ張る力)の割には引き上がりが弱いのです。これはフックの法則という物理現象で説明がつきます(ここではフックの法則の説明は割愛します)。
引っ張り上げたいのはピンクや黄色の部分なのに、それを遠い青の部分から、しかも間接的に引っ張ると、効率が悪く、結果的にはフェイスリフトの効果は弱まるのです。たるまない部分にかなりの力を加えている割には、引き上げが弱いのです。
methods施術の種類
糸リフト
溶ける糸を挿入することで生じるタイトニング効果で、今後のたるみ予防に適した基本治療です。ボルニューマやヒアルロン酸と同時に治療することで非常に高い効果が期待できます。他にも脂肪吸引との組み合わせを行うとさらに効果的なこともあり、必要に応じて提案いたします。

ミッドフェイスリフト
中顔面(法令線〜ゴルゴ線あたり)を引き上げることで、頬上の若々しさを取り戻す治療です。SOOF脂肪と眼輪筋のcomoposite flapを挙上することで、自然なリフトアップ効果を実現しています。下瞼の治療(表ハムラ術など)と併用するとより高い効果が見込めます。



シンプルMACSリフト
お顔のたるみが軽度の方、とくにjowl領域のたるみが主な方に適した小切開リフトです。従来の全切開リフトに比較し、傷は小さく、引き上げるベクトルも垂直方向に近いため、効率よくリフトをできる施術の一つです。もう一つの特徴として、SMAS下への剥離がないため、顔面神経などの組織を傷つけるリスクが非常に低いことです。場合によっては頬上などへの脂肪注入術やミッドフェイスリフトも併用することがあります。
アドバンスドMACSリフト
お顔のたるみが軽度〜中等度の方に適した小切開リフト。シンプルMACSリフトに加え、下顔面だけでなく、中顔面のSMASにも巾着縫合をすることで、傷を小さく、効率よくリフトをできる施術の一つです。もう一つの特徴として、SMAS下への剥離がないため、顔面神経などの組織を傷つけるリスクが非常に低いことです。場合によっては頬上などへの脂肪注入術やミッドフェイスリフトも併用することがあります。

Extended Deep Plane Facelift(トータルリフト)
お顔のたるみが中等度〜重度の方に適した、世界最高峰の全切開リフトです。従来の切開リフトでは、たるんでいない部分まで持ち上げてしまうため効率が悪かったのですが、Extended Deep Plane Liftでは、お顔の深い部分に入りリガメント(靱帯)の処理を行うことで、 SMASの層を持ち上げることが可能となります。そのため、たるんでいない部分を持ち上げるのではなく、たるんでいる組織だけを効果的に持ち上げることができ、無駄な皮膚の切除を避けることができます。また、顔の深い組織を効果的に持ち上げるため、お顔のボリュームバランスが改善されます(たるんだためにこけた頬がもう一度ふっくらとなるなど)。Extended Deep Plane Faceliftでは強力なリフト効果・持続が得られ、縫い目の傷への負担も少なくなります。さらには皮膚の剥離範囲も従来の切開リフトよりは狭くなるため、ダウンタイムも比較的短くなる傾向があります。皮膚の機能低下も抑えることができ、さらには皮膚の壊死などのトラブルも比較的少なくおさまります。
MSAのExtended Deep Plane Faceliftは、Dr. Jaconoが考案した方法や、世界的に有名な米国のDr. NayakのMasterclassで直接指導してもらって習得した方法で、沖縄県内ではMSAのみで施術可能です(2025年5月現在)。

Deep Plane Face Lift って何?
DEEP PLANE FACELIFT は2025年現在、フェイスリフト術で1番効果の高い施術となっております。様々な流儀や亜型はありますが、MSAではDr. JaconoやDr. Nayakの術式を踏襲しております。
DEEP PLANE FACELIFT の最大の利点は、たるみの部分を効率よく引き上げることです。他のフェイスリフト術だと、皮膚に余計な緊張がかかったり(皮膚への負担)、たるんでいない部分を引き上げたりとあるが、DEEP PLANE FACELIFTではそのような無駄な部分は最小限になっております。
引き上げなくてもいい部分は引き上げていないため、変なひきつれなども起こりにくく、結果も自然となります。頬のコケなども改善され、自然と連続性のある輪郭が描かれます。
Extended Deep Plane Face Liftって何?
EXTENDED DEEP PLANE FACELIFT は基本的な術式は前述のDEEP PLANE FACELIFT と一緒ですが、処理の範囲が首まで延長されます。
口周りやその他の中顔面〜下顔面のたるみのある方は多くの場合、顎下のたるみや、首のたるみもございます。EXTENDED DEEP PLANE FACELIFTでは、顎下・首まで処理されますため、顔だけでなく、顎下・首までトータルで引き上がり、さらなる効果が見込めます。
Extended Deep Plane Face Lift のメリット
EXTENDED DEEP PLANE FACELIFTのメリット
– 中顔面、下顔面、顎下、首まで一気に治療される
– 全体が引き上がるため、自然な感性となりやすい
– 頬のコケなどまで改善される
– 広頚筋が引き上げられることで、フェイスラインが補強される
– 効果が15〜20年持続する
Deep Plane Facelift 症例 1
治療前と、治療3日後、治療10日後の症例画像です。
ダウンタイムには個人差はありますが、Deep Plane Faceliftは直後から比較的腫れがわかりにくいフェイスリフト術になっているのがわかります。











Deep Plane Facelift 症例 2
治療前と、治療直後、治療1日後の症例画像です。
こちらの症例でもダウンタイムには個人差はありますが、Deep Plane Faceliftは直後から比較的腫れがわかりにくいフェイスリフト術になっているのがわかります。


Deep Plane Faceliftのコラムは下のリンクからご覧になれます。
ディープネックリフト
Deep plane facelift で行う、ネックリフトの単体での施術となります。首の重度な弛みに加え、首の深い層にある脂肪パッドが原因となっている重度な二重顎を治療する施術です。顎下の皮膚・皮下脂肪だけでなく、広頚筋・顎二腹筋・deep fat padなどの処理も行うことで顎下のsculpting(彫刻)が可能となっております。
切開リフト セット割
リフト施術の組み合わせをする場合は、セット割引の提案となります。
treatment flow施術の流れ

STEP_01
カウンセリング
お顔の輪郭やたるみについてのお話を聞きます。いつから気になっているのか、どのような表情の時に気になるのかなどのお話を聞きます。また、過去の若い頃の画像などもありますと、この時に提示していただけますとお話の参考となります。
他にも過去の手術歴などがあるならば、この時までにお伝えしていただけますと助かります。
次に各種フェイスリフト系の手術を提供しても良いのか、しっかりと診察をしていきます。
他にも天井を向いてもらったり、色々と頭の位置を変えて気になる部分だけでなく、顔全体の形を様々な角度から観察します。それらの情報を踏まえて、どこまで治療効果を期待できるかをお伝えします。
またどのような施術は限界なのかもしっかりとお伝えします(希望の手術を受けられない可能性はございます)。
場合によっては他の治療や複合手術の提案をすることもございますが、どの手術を受けるかを決めるのは患者様自身ですのでご安心ください。
なお、術後はサポーターを数日付ける場合がありますため、予めご了承ください。

STEP_02
手術
手術前にもう一度鏡でお顔を確認しながら、手術のシミュレーションポイントをマーキングします。
その後、手術の準備に入ります。手術をするときは手術をする部位の消毒をし、その部分を「清潔野」とします。この部分は手術中は触ることはできませんので、お顔がかゆいとかムズムズするなどあれば看護師か医師にお伝えするようにお願いします。
絶対に触らないようにお願いします。
施術では看護師一人と医師一人とで行います(見学のスタッフが入ることもございます)。
術式によっては看護師を二人つけることもあります。局所麻酔、笑気麻酔、静脈麻酔を組み合わせて痛みを感じないようにします。
手術は糸リフトだと15分程、MACSリフトだと2〜3時間程度、トータルフェイスリフトだと3〜4時間程度の時間を要します。
手術後はお顔をもう一度綺麗にし、サポーターをつけて終了となります。

STEP_03
手術後の説明
手術後にもう一度医師の診察を行い、念のための最終チェックをします。
このときは腫れは既に始まっておりますが、完全ではありませんがある程度のリフト効果を実感できます。
その後、術後の過ごし方をもう一度説明し、抜糸がある場合は抜糸日を再確認の上、帰宅となります。

STEP_04
アフターケア
「腫れ」「内出血」「引き連れが強い」「リフトしすぎ」などは直後〜1,2週間は想定される副作用のため様子を見ていただきます。
「触ると硬い」「左右差がある」なども 一定の想定されるものもございますため、1ヶ月は様子を見ていただき、その後必要があれば調整の処置をいたします。
risk / down timeリスク / ダウンタイム
施術概要と注意点
- 糸リフトはお顔の中に棘のついた吸収性の糸を挿入することで、一時的な引き上げ効果・コラーゲン産生促進効果・タイトニング効果を促す治療です。
シワなどの改善にも役立ちますが、深いシワや凹みに対してはヒアルロン酸の併用もオススメします。 - 切開リフトは術式と部位によって異なるが、皮膚に切開を入れることで顔面内部のたるみの原因となっている組織(SMASや脂肪)を直視的に操作することで効果の高いリフト手術となっています。
また、同時に余分となっている皮膚も切除することができるため、即時的な効果も期待できます。
ダウンタイムが長くなることもあり得るが、術中のマネージメントをしっかりと行えば、長期間のダウンタイムの遷延を防ぐことも十分可能です。 - なお、既往歴や過去の手術歴、全身状態によっては手術を受けれないこともありますため、詳細は診察後にご案内いたします。
術後経過とアフターフォロー
- 施術直後は「腫れ」「内出血」「ひきつれ感」などは想定される副作用です。こちらは数日〜数週間で軽減してきます。
仕上がりの目安としては1ヶ月後におおよその結果がわかりますが、場合によっては〜3ヶ月ほど様子を見ることもございます。
ただし、術後1〜2日以降からどんどん悪化する・どんどん大きくなる腫れは血腫の可能性があるため早めのご相談をお願いします。 - 稀に「感染」「血腫」「糸が露出する」「創部離開」のような副作用が起こり得ますが、適切に処置を施せば問題はございません。
術後のリスク・副作用
- 手術を受けたことによる副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・アナフィラキシーショックなど
- 糸が露出する:挿入した糸の先端が露出することがあります。
手で触れると皮膚の中に糸が触れる程度は様子を見ていただいて問題はありませんが、明らかに糸が飛び出ているとなると、感染や傷跡の原因となることがあるため、早めの対応が必要なためご来院ください。 - 引きあがり過ぎたと感じる:糸を入れた所が部分的に引っ張られすぎていると感じることがありますが、3か月程で馴染みます。
また、予定通りの結果が出ていても、その結果がご希望の仕上がりと違うと感じることがあります。 - 物足りないと感じる:糸を使ったリフトは強く引き上げると皮膚に凹みを作ったり、余った皮膚が盛り上がったりすることを考慮して引き上げますので、糸のリフト効果には限界があり、結果が物足りなく感じるかもしれません。
物足りない場合は、糸を追加するか、HIFU・RFなどのエナジーデバイスでの治療をする、切開するフェイスリフトの手術を検討することをオススメします。
深いしわや凹みには、ヒアルロン酸注入や脂肪注入をおすすめします。 - 血腫:手術直後には気づくことができなかった静脈などの出血が術後に続いたことで、患部の中に血液が溜まり、それが大きな膨らみとなる血腫ができることがあります。
術式にはよりますが、術後数日後に血腫ができていないかをチェックすることがあります。
血腫がある場合は必要に応じて除去をします。 - 口が引っ張られた感じがする:特に手術直後は特に強い違和感を感じますが、徐々に改善していきます。
- 施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ:脂肪吸引では、皮下の脂肪の中を通る細かい知覚神経を傷つけることがあります。そのため、吸引部周辺の知覚の麻痺や、しびれが生じることがあります。
個人差はありますが、ほとんどの場合3~12か月程度で回復します。 - 左右差:元々のお顔の形の左右差(骨格の左右差)や、奥歯の本数の左右差など、様々な要因が左右差を作っております。
そのため、皮膚を切ってもこのような左右差はいくらかは必ず残るため、予めご了承ください。
また、腫れや治りの左右差もありますため、経過とともに改善できる範囲の左右差は改善を見ていきます。 - 耳たぶが伸びる・耳の変形:施術後にリフトの後戻りが起こる為、時間が経つにつれて耳が下方や前方に引っ張られて耳たぶが伸びる・耳の変形が起きることがあります。
- 顔面神経麻痺(眉毛の動き、口の動きの麻痺):施術操作の際に顔面神経が引っ張られてしまうことがあります。
それによって施術後しばらくの間、眉毛の動きや口の動き、笑った時の頬の動きに麻痺(左右差)が出る可ことがあります。稀に麻痺が残ることがあります。 - 脱毛する:体質により、髪の毛の生え際を切開した場合、一時的に脱毛することがあります。
頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、一時的に傷の周囲が脱毛することがありますが、傷の周囲の脱毛は半年程でほとんど回復します。 - 既往歴、現病歴、手術歴、使用中・服用中のお薬について、妊娠・出産・授乳について、アレルギー、お体で心配なことについて事前に申告してください。
事前に申告がない場合、当院では一切の責任を負いかねます。
ダウンタイムレベル
- 5段階中(2〜5)
- ダウンタイムレベルの詳細はこちらから
price料金表
お顔のリフト手術・トータルケア | 価格(税込) |
---|---|
糸リフト(2本ずつ) 軽度のたるみ | ¥99,000 |
糸リフト(3本ずつ) 軽度のたるみ | ¥132,000 |
糸リフト(4本ずつ) 中等度のたるみ | ¥165,000 |
糸リフト(5本ずつ) 中等度のたるみ | ¥198,000 |
糸リフト(6本ずつ) 中等度のたるみ | ¥231,000 |
糸リフト(7本ずつ) 重度のたるみ | ¥264,000 |
糸リフト(8本ずつ) 重度のたるみ | ¥297,000 |
ミッドフェイスリフト(SOOFリフト) | ¥484,000 |
シンプルMACSリフト | ¥550,000 |
アドバンスドMACSリフト | ¥825,000 |
Extended Deep plane facelift (顔 & 首) | ¥1,980,000 |
Extended Deep plane facelift (額 & 顔 & 首) | ¥2,640,000 |
Deep plane lift (首のみ) | ¥880,000 |
for minors未成年同意書
18歳未満の方は親権者の同意が必要になります。
以下のリンクよりダウンロードした未成年同意書を印刷していただき、
必要事項をご記入・捺印の上、来院時に受付へお渡しください。
reservation診察予約
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受付時間:9:00~18:00
夜間診療あり(指定した金曜日の20:00~22:00)
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- 那覇メインプレイスから徒歩5分
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