くま治療・裏ハムラ術とは?

監修医師

モレロ オースティン誠

MSA美容外科 院長モレロ オースティン誠

略歴
2018〜2024年 大手美容外科沖縄院 院長
2024年 MSA美容外科 開院

所属学会
日本美容外科学会(JSAS)会員
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本美容外科学会(JSAS)認定専門医
アメリカ美容外科学会(AACS)会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本美容外科医師会 会員

裏ハムラ術は、まぶたの裏側(結膜側)からアプローチし、突出した眼窩脂肪を凹んだ部分へ再配置する手術です。

脱脂だけでは改善が不十分になりやすい 凹み と 段差 の原因を、裏側から立体的に調整します。

この治療の解剖学的ポイントになるのが、tear trough(涙溝)とtear trough ligament(涙溝靭帯)です。

https://media.springernature.com/lw685/springer-static/image/art%3A10.1007%2Fs00238-020-01671-7/MediaObjects/238_2020_1671_Fig1_HTML.png?utm_source=chatgpt.com

Tear Trough Ligament (ティア・トラフ・リガメント)

https://www.researchgate.net/publication/388727573/figure/fig15/AS%3A11431281317131404%401742350981812/Tear-trough-and-orbicularis-retaining-ligaments.tif?utm_source=chatgpt.com

目頭側から斜めに走る“深い影の溝”のこと。
多くの方が「クマ」「凹み」と認識している部分です。

Tear trough ligament(ティアトラフ靭帯)とは?

tear trough(涙溝)を形成する、骨と皮膚をつなぐ強固な靭帯です。
この靭帯が強いほど、以下のような現象が発生します:

  • 靭帯の上方の脂肪が前に押し出される(ふくらみ)
  • 靭帯の直下は皮膚が押し込まれ、凹みとして固定される
  • この“段差”が影を作り、クマが濃く見える

つまり、影クマは「脂肪の量」ではなく、靭帯と脂肪の位置関係“構造そのもの”が主たる原因なのです。

裏ハムラ術は、tear trough ligamentの影響で生じていた段差構造を裏側から滑らかに再構築できる手術です。

【裏ハムラ術のポイント】

  1. 結膜側(裏側)から脂肪にアプローチ
    外側に傷は一切つかない。
  2. 突出した脂肪を切除せず“移動”させる
    → 靭帯下の凹んだスペースを内側から押し上げる。
  3. ティアトラフの段差が自然に埋まり、影が薄くなる

tear trough ligament自体を無理に切ったりはせず、靭帯の作用を理解して“構造を活かした若返り”を行うのが裏ハムラ術の本質です。

MSAの裏ハムラの特徴

① Tear trough ligament を理解した“構造的アプローチ”

影クマの原因を「脂肪量」ではなく「靭帯 × 脂肪の位置関係」と捉え、立体的に段差を消すデザインを行います。

② 表に傷を出さない、まぶたの裏からアプローチ

皮膚切開を行わないため、縫合跡が外に残る心配がありません。

③ 脂肪を有効活用した、滑らかなカーブを再建

過度な脱脂は老け見えに直結します。脱脂グマを作りません。

MSAでは脂肪を温存するハムラ術で、tear troughの下を内側から支えるように再配置します。

④ 中顔面全体の若返りを見据えたデザイン

涙袋下〜頬上部の自然な連続性を考えた上で仕上げるため、不自然な平面ではなく、立体感のある自然な若さを再現します。

⑤ 他院修正にも多数対応

  • 脱脂過多による凹み
  • 脂肪の取りすぎ
  • tear troughが余計に強調されたケース
    などにも対応しています。

このような方に向いています

✔ 影クマ(黒クマ)が強い

✔ 目の下にふくらみ+凹みの“段差”がある

✔ いつも疲れて見られる

✔ ヒアルロン酸で限界を感じた

✔ 傷を表に出したくない

✔ 他院の脱脂後に凹みが残った

tear troughが強いタイプのクマには、最も効果的なアプローチです。

ダウンタイム

  • 腫れ:3〜7日
  • 内出血:1〜2週間
  • 傷:表面にはできません
  • 最終仕上がり:1〜3ヶ月

tear troughの構造が整うことで、経過とともに自然な若返りが実感できます。

よくある質問

Q. Tear trough ligament が強い人は治りにくい?

強い方ほど“段差”が顕著ですが、裏ハムラ術ではこの構造を逆に利用し、脂肪で靭帯下の凹みを支えるため、改善しやすいタイプです。

Q. ヒアルロン酸との違いは?

ヒアルロン酸:凹みを一時的に埋める(数ヶ月の持続)
裏ハムラ術:段差の原因そのものを構造的に修正
→ 持続性・自然さが大きく異なります。

Q. 何歳くらいが適応?

20〜50代まで幅広く適応。
特に30〜40代の「影クマ+軽い皮膚のたるみ」の方に最適です。

個々のクマに合わせた治療戦略

tear troughの強さ、脂肪の量、骨格の差は個々に大きく異なります。

MSA美容外科では、お一人おひとりの解剖学的特徴を丁寧に評価し、最適な治療を提案します。

お気軽にご相談ください。

影クマの主な原因は、
(1) 脂肪が前に押し出されて膨らむ
(2) その下に“谷”のような凹みができる
この「段差」に光が当たるため、影が濃く見えます。

裏ハムラ術では、

  1. 結膜側から脂肪へアプローチ
  2. 膨らんだ脂肪を切除せず、適切な位置へ移動
  3. 凹みを裏側から押し上げ、段差を解消

というプロセスで、影の原因を根本的に取り除きます。

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